20世紀ゲネラールプローベ

電影永年私財法を発布するべくゲネプロ中の備忘録。

2023年映画ベストテン&ワースト3

毎年恒例のベストテン&ワースト3の発表です。毎年、サムネのトップ画像を作っているのですが、そういえば2020年もマーゴット・ロビーさん(ハーレイ・クイン)を画像にしていました。実は、ベストテンには入れられなかったけれど好きだった映画を毎年トップ画像に選んでいます。
 
『バービー』は大傑作だったと感じていますが、そんな『バービー』よりも好きだと思える、感銘を受けた映画が10本もあったわけです。嬉しい限り。

ちなみに、マーゴット・ロビー繋がりで言えば、今年は『バビロン』もありました。アレもトップ画像にしたら絵になる雰囲気がありますね。え?『バビロン』も好きなのかって?うるせえ!嫌いじゃないよ!(怒る人の気持ちも分かるけれど、過剰に酷評されすぎていると年末になって感じるに至ったり)(2020年に世界中から嫌われていた『キャッツ』をベスト1にしているので、マジで世間の評なんて気にする必要ないと思います)

 
そんなわけで、今年も独断と偏愛に満ちております。
 
毎年恒例、観ていたらランクインしていたはず、死ぬほど観たかったけれど年内中に観られなかった映画。今年は山のようにある。どれだけ見逃していることか。備忘録として羅列しますが、トットちゃん、鬼太郎、ナポレオン、ヴォルテックス、私がやりました、ファーストカウ、レッドロケット、アフターサン、枯れ葉、サンクスギビング、キングダム エクソダス<脱出>、ファルコン・レイク、市子、ノセボ、母の聖戦、グランツーリスモ、ザ・キラー、ロスト・フライト、クライムズ・オブ・ザ・フューチャーなどなど……って、もう10本以上あるわけですが、こんなに観たい映画があるのに観ることがままならないなんて、生きるのは大変です。
 
【ベスト10】

10位『あいの里』(2023年/Netflix)

9位『TAR/ター』(2022/トッド・フィールド)

8位『首』(2023/北野武)

7位『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(2023/ジョナサン・ゴールドスタイン ジョン・フランシス・デイリー)

6位『アラビアンナイト 三千年の願い』(2022/ジョージ・ミラー)

5位『ミンナのウタ』(2023/清水崇)

4位『フェイブルマンズ』(2022/スティーブン・スピルバーグ)

3位『ベネデッタ』(2021/ポール・ヴァーホーヴェン)

2位『Pearl パール』(2023/タイ・ウェスト)

1位『私、オルガ・ヘプナロヴァー』(2016/トマーシュ・バインレプ ペトル・カズダ)


次点の5本は順不同で⇨『ドキュメント「シン・仮面ライダー」』、『プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮崎駿の2399日』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3』、『福田村事件』、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、『リトル・マーメイド』です。6本じゃねえか。
 
庵野秀明と宮崎駿のドキュメンタリーは、それぞれ映画本編より面白かったです。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3』は今年いちばん号泣した映画です。あと、みんな『リトル・マーメイド』を馬鹿にして観ていないかもしれませんが、全く予想以上に美しい映画でした(ハリー・ベイリーの歌声に泣きました)。


【ワースト3】

1位 シン・仮面ライダー

2位 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

3位 アントマン&ワスプ クアントマニア
 
特に書くこともないですが、去年は『シン・ウルトラマン』をワースト1位にしたので、2年連続で庵野の仕事に「ダメだこりゃ……」と落胆してしまった(どちらも初日に行くくらいには庵野のことは好きなんですよ……)。『エブエブ』は全ギャグにノレなかったのと「家族」への帰結に欺瞞を感じてしまったけれど、キー・ホイ・クァンのカムバックにはグッときた……。『クアントマニア』(と『シークレット・インベージョン』)でついにMCUの終焉(つまらない)を目の当たりにしたので、一旦(?)MCUは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol.3』で卒業しました。
 

【超楽しかった&それはどーなんだ?とも思った、でもぼくは大好きです特別賞】
『ゴジラ−1.0』(2023/山崎貴)
相変わらず山崎貴の幼稚な人物演出や一言も二言も余計な台詞が多い脚本、特攻批判しているのか賛美しているのか曖昧な思想や、敗戦PTSD完治のために利用されるゴジラなど、首を傾げてしまうような箇所は数あれど、令和に作られたゴジラの映画として凄まじく面白かったし、こういうゴジラ映画が観たかった!をほとんど叶えてくれている。思えば2回観に行ってしまい(ドルビーシネマが最高だった)、いとも容易く擁護派。ひとりの青年の『ジェイコブス・ラダー』的ホラー映画として観ていました。作劇を超越した魅力がある傑作だと感じます。VFXの完成度は、間違いなく、白組の最高傑作でしょう。

【これまで】

それでは、長文失礼致しました。来年も映画を観まくろう!!!

 

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