20世紀ゲネラールプローベ

電影永年私財法を発布するべくゲネプロ中の備忘録。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

家のいのち、映画のいのち、誰かがいつでも、それになる【『stay』に関する雑感】

映画のジャンルの一つに、所謂「聖なる訪問者」について描かれた作品群がある。たとえば、パゾリーニ監督の『テオレマ』では、裕福な工場経営者の邸宅に謎の美青年(テレンス・スタンプ)が滞在(stay)し始めて、不思議な力によって家庭を魅了していく様が…

【物語る作法までジャンク品である必要はないのに、作品の状態に無自覚な出品者です。評価1】『JUNK HEAD』雑感

今話題のクレイアニメーション『JUNK HEAD』を観た。 「頑張っている」と「面白い」は違う。 観ている間、ずっと「ああ、映画はひとりで作ってしまってはならないのだな」とつくづく感じた。あと、独学も本当に危うい。 7年間の撮影期間は優秀なプロデューサ…