20世紀ゲネラールプローベ

電影永年私財法を発布するべくゲネプロ中の備忘録。

Cinema

何故、白石麻衣を「黒石さん」として召喚せず、悲劇の似合う美女として撮らないのか『闇金ウシジマくん Part3』(2016年/山口雅俊)雑感

ファンと公言できるほどに『闇金ウシジマくん』シリーズが好きだ。原作漫画にせよテレビドラマにせよ、そして映画にせよ、どのエピソードも全くハズレが無いと断言できてしまうほどのクオリティが輝きを放っている。ウシジマくんは現代社会を生きる人々にと…

名もなき映画、名もなき美しさ—世界一長い『TIME AFTER TIME』に関する評論

映画の深みとは、あくまで画面にあると言えます。僕らが映画を観る理由は、その画面=感触に触れたいという衝動だと言っても良いのです。つまらない映画は、物語とかメッセージという抽象的なものばかりに重きを置きがちで、大変にうるさく感じてしまいます…

『バイオハザードⅡ アポカリプス』 ジル・バレンタインに蹴られたい

血がドバドバと流れる映画を愛好しているものの、僕は如何せんホラーゲームが苦手だ。と言うより、超怖い。恐らく、ホラーゲームで最終的にクリアした作品は一本も無い。コナミ開発『サイレントヒル』もプレイしてみたけれど、コントローラーを投げ捨てて部…

『溺れるナイフ』 濡れたわたしを乾かすあなた

瞬時に劇場がどよめいた。 それは、立川シネマシティで上映中だった『溺れるナイフ』で、元毛皮のマリーズ・ボーカルにして現ドレスコーズ・ボーカル志磨遼平によってセルフ・リメイクされた『コミック・ジェネレイション』がエンドロールと共に流れ出した、…